臨時寝台特急サンライズ出雲92号 乗車記

更新日:2023年3月15日
皆さんお久しぶりです。
ずいぶん前のことになりますが12月29日、北海道旅行にサンライズ出雲の臨時便を利用しました。
今回はその時のことについて乗車記を書いていきます。(そんなことしてる暇あったら動画作れ)
私は四国在住なので素直に瀬戸号を利用すればいい話なのですが、これに乗るがためにわざわざ伯備線の特急で出雲市まで来ました。
(381系国鉄色に乗れたのでよし)

出雲市駅に到着。出発までまだ一時間あります。
駅弁でも買って車内で頂こうかと思っていましたが、なんとまさかの店が閉業していました。
観光客も多いはずなのに…残念。
みどりの窓口も閉鎖されたようで、JR西日本の合理化施策の一環でしょうか。
気を取り直して、コンビニで弁当とジュース、お菓子を購入しました。
(駅そば食っとけばよかった)
自動改札機に乗車券を通して入場。サンライズを待機します。

真っ昼間から寝台に乗れる貴重な列車ですから、人気なのも当然。
シャワーカード販売機が4号車のドア付近 (正確には3号車) にあるので、
乗客が全員4号車後ろ側に並びます。なんとも異様な光景。
A寝台の利用客は並ばずともシャワーカードをゲットできるので羨ましい限りです。
私も330円を手に握り締め、順番を待ちます。

なんとかシャワーカードをゲットし、無事に7号車23番室、シングル上段に到着です。
広い。この時はまだソロ個室しか乗ったことなかったのでその広さに圧倒されました。
室内には小型の机、時計(アラーム付)、コンセント、ハンガーなどがあり、
一夜を快適に過ごすには十二分の設備が確保されています。24年前の車両とは思えない…

車内からは381系の国鉄色、まさに先ほど岡山から私を乗せてやってきた車両が対向ホームに停車しているのが見えました。
この編成の岡山方先頭車、貫通型よりもどちらかと言えば出雲市側の非貫通型ほうが格好良いと思います。 ※個人の感想です。
この車両に揺られこれから15時間、東京までの長い長い旅の始まりです。
定期列車より3時間近く多くかけて走ります
285系には5本の編成があり、余った予備編成を用いて時々臨時便が運行されます。
※ちなみに、2023年5月の臨時便から14:43 出雲市発となり、
さらに1時間近く走行時間が伸び、日本最長(時間)特急の記録が7年ぶりに更新されます。

( )内は5月以降の時刻。
1533 出雲市 (1443)
1546 宍道 (1500)
1603 松江 (1521)
1624 安来 (1544)
1634 米子 (1555)
1818 新見
1850 備中高梁
1918 倉敷
1939 岡山
2104 姫路
2152 三ノ宮
2229 大阪
557 横浜
623 東京
出雲市駅を発車。臨時便のため放送もすべて肉声です。はるかチャイムも鳴りません。
運転停車が多いのも特徴です。寝台特急ですが、普通列車の為にも運転停車します。
直江駅、荘原駅などでも運転停車。

次の停車駅、宍道に到着。宍道から分岐する超ド級ローカル線、木次線の車両が見えます。
キハ120にこんなにも旅情を掻き立てられたのは初めてです。
なぜ廃線にしないのか、永遠の謎ですが…

米子駅に到着。列車は少し先の伯耆大山駅から伯備線に入ります。
サンライズ号の案内板は3色LED。こういうところからも古さを感じます。なお尺北()
実はこの電光案内版、1998年登場当時の広告などが時々表示されるそうです。

伯備線に入ると見えてきたのは大山。富士山のような美しい形状をしています。
伯耆富士と呼ばれるのも納得の美しさ。
ちなみに、伯備線は線形が4んでるので、左右どちらの窓からも大山が見えます。

山岳の区間に入ると、雪景色が広がります。
定期列車ならここを通るときには夜になってしまっているので、上りサンライズの中から雪景色を見られるのはなかなか貴重です。

根雨に運転停車。
伯備線特急やくもの多くが止まる大きな駅ですが、サンライズは客扱いをしません。(定期便は通過)
日が落ちてきました。冬なので5時にはもう暗くなってしまいます。
車窓を眺めて過ごしていると、私としたことが、今日は朝早かったので眠くなってしまい…
☆ 寝 落 ち ☆
起きるとちょうど岡山を出発したところでした。険しい伯備線の中でも案外寝られるものなんですね!
ここからは(正確には倉敷から)山陽本線を爆走します。
姫路に到着。ここから大阪駅まではYouTubeでライブ配信をしました。 (よかったらご覧ください)

舞子駅手前を通過時にライトアップされた明石海峡大橋が見えます。定期列車が通過時にはライトアップはすでに消されてしまっているので、これは本当に貴重な光景です。
(YouTubeライブから取ってきた画像ので画質が荒いです。ご了承を。)
そうこうしている間に途中三ノ宮駅に停車し、大阪駅に到着。

大阪駅では14分間の長時間停車。
北陸特急の最終便も終わった大阪駅の11番線の電光掲示板には東京行き寝台特急の文字が連続で並び、ブルートレインの廃止で寂しくなった東海道にもこの日だけは活気が蘇ります。

明らかに他のホームとは格が違う大阪駅の特急用ホーム11番線。
普段はホームをぎりぎりに使って堂々の14両で停車しますが、今日は別。
7両で長いホームを贅沢に使います。
昼間は11番乗り場を占領している金沢方面、北陸特急の廃止まであと1年。
大阪駅を出発し、夜行列車ならではの「おやすみ放送」が流れます。普段は姫路駅発車後にこの放送が鳴るのですが、今日は臨時便ということもあり早い時間に走行するので大阪で鳴ったのですね。(これでも普段より1時間早いという…) 新大阪、京都も通過。定期便でこれらの駅を通過するときにはホームは閑散としていますが、今日はまだ終電も終わっていません。臨時便くらい新大阪と京都にも停めたらどうなのかと思いますが、ダイヤの都合上難しいのでしょうね。 滋賀県に入ったあたりで、獲得したシャワーカードの権利を使ってシャワーに入りました。

シャワーは6分の決められた時間内でしか使用できません。
これはA寝台でも同じです。A寝台は10分ぐらい使えたらいいのに… 最大の注意点は、※バスタオルは要持参であるということ。
忘れると詰みます。タオル等の車内販売はありませんのでお気をつけて。 出雲市、松江、米子、高松の駅のコンビニではサンライズエクスプレスがデザインされたタオルを購入することができます。歯ブラシと歯磨き粉もついてきます。良ければ是非。
シャワーを終え、関ヶ原の山を超えると中京エリアに入ります。大阪から名古屋は在来線特急でも2時間で来ることができるほどの近さなのです。サンライズ号で使われる285系のうち2編成が所属している大垣車両区の横を通り過ぎしばらく走ると、名古屋駅を通過します。時間的には定期便の大阪停車時刻と変わらないので、臨時便を名古屋に止めても面白そうですね。※個人の妄想です。

名古屋駅では名物の保線作業員の方のための青いライトが銀河に浮かぶ星のように無数に見えます。深夜を走るサンライズ号の個室からしか見ることのできない、いわば都会の絶景のようなものですね。名古屋駅通過と同時に眠気が襲ってきたので、明日に備えて寝ることにしました。
朝起きると、列車は熱海を過ぎ、国府津車両センターの真横を通り過ぎたくらいでした。

西日本住みの私にとって、関東に来た実感が一番湧いてくるのは朝起きてサンライズ号の車内からJR東日本の車両が見えた時です。冬ということもあり、5時台の首都圏にはまだまだ太陽は昇っていませんでした。冬の朝の冷たい雰囲気を感じます。
静岡、富士、沼津、熱海に停車する定期便と違い臨時便はJR東海の駅には停車せず、大阪の次に客扱いをするのは横浜です。
横浜到着前になり、おはよう放送が始まります。横浜到着は午前5時台ということでさすがに早いですが、おはよう放送で起こされるのでホテルと違って寝坊する心配は無い点は嬉しいですね。

有楽町駅付近にて東海道新幹線と並走。この時間帯ということは回送列車でしょうか。
林立するビルとビルの隙間から少し明るくなった空を拝みます。
東京到着のアナウンスが流れ始め、名残惜しい気持ちとこれから北海道への旅路が始まる高揚感が入り混じり、複雑な感情になりますね。

終点東京に到着。朝の喧騒が、都会に来たことを実感させます。
有意義な乗車体験でした。次はノビノビ座席でこの列車を乗り通してもいいかもですね()
最後まで記事をお読みくださり、ありがとうございました。皆さんも一度は是非乗ってみてください。

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